従来の外装床用タイルの汚れは、タイル表面の微細孔に汚れが入り込むことによって起きていました。 その為、施工後、年月が経過するとともに微細孔に入り込んだ汚れが落ちにくくなっていました。防汚機能が高いタイルは、表面の小さな孔が高硬度の無機質ガラスで覆われているため汚れが付着しにくくなっています。
@汚れが落ち易い 表面の微細孔を無機質ガラスで塞いで汚れの進入を防ぎます |
A傷つきにくい 表面の無機質ガラスはモース硬度8、ほとんど傷はつきません |
B耐摩耗性に優れている 耐摩耗性はCLASSW(重歩行用)、公共スペース等にも最適です |
試験を行った事業所 一般財団法人全国タイル検査・技術協会 岐阜試験所
■試験方法 ■試験方法 @ 試料表面を乾いた布等で清掃する。 A 色差計で汚れ剤1種類当たり3ヵ所のLab値を測定する。 (1個の試料で合計9ヵ所測定した) B 汚れ剤塗布 (油性マジックで色測定した場所約50×50mmの試料表面を塗る) C 汚れ剤を試料表面に塗布後、試料を乾燥器(温度110±5℃)で約3時間乾燥させる。 D 乾燥器から試料を取り出し30〜60分室温で静置する。 E たわしを用いて、水道水を流しながら試料表面の汚れが落ちなくなるまで擦る。 F 試料表面の水を布等で拭い、室内にて設置し乾燥させる。 G @と同じ位置のLab値を色差計で測定する。 H @とGの測定値から色差僞を算出する。 |
呼び名 | 色差僞の範囲 | 知覚される色差の範囲 | 規格や規定に制定されている事例 | OTオリジナル 防汚機能付きタイル |
AAA級許容差 | 0.4~0.8 | 目視判定の再現性からみて、厳格な許容色差の規格を設定できる限界。 | 当事者間の協定によるもっとも厳格な規格など。 | |
AA級許容差 | 08~1.6 | 色の隣接比較で、わずかに色差が感じられるレベル。一般の測色器械間の器差を含む許容色差の範囲。 | 防衛庁規格、警察庁規格、比較的厳密な出荷検査の社内規格や規定など。 | OT★判定 防汚機能★★★★★ 試料 セキト ●試験結果 0.95~1.40 |
A級許容差 | 1.6~3.2 | 色の離間比較では、ほとんど気付かれない色差のレベル。一般的には同じ色だと思われているレベル。 | JISZ0821、JISL0809など、一般的な標準色見本と試料色との目視判定による許容色差範囲など。 | OT★判定 防汚機能★★★★ 試料 パタレナ ●試験結果 0.85~2.37 |
B級許容差 | 3.2~6.5 | 印象レベルでは同じ色として扱える範囲。塗料業界やプラスチック業界では色違いでクレームになることがある。 | 色彩管理で一般的に扱われる許容色差。色材料や材質感に差のある間で、等色とされる色の許容範囲。 | |
C級許容差 | 6.5~13.0 | JIS標準色票、マンセル色票などの1歩度に相当する色差。 | 例えばJISS6006、JISS6007、JISS6016、JISS6020、JISS6028などの規格。 |